春眠暁を覚えず
よしかた産婦人科の井畑です。
このところ文房具ばかり紹介しており、次は鉛筆とシャープペンシルにしようかと思っておりましたが、今回はちょっと趣向を変えてみたいと思います。
忙しい年度末・年度始めのこの時期、「疲労困憊」して休みたいんだけど、花粉症などもあって夜よく眠れない…という方は多いのではないでしょうか。
病院に勤務していると眠れなければ眠剤みたいな発想になることも多いのですが、本当に薬が必要な方は別として、できれば薬を使わずに睡眠の質を高めことを考えたいものです。
ちなみに、一番よくないのが寝酒で、アルコールで睡眠の質が高まることはありません。ごくごく少量のアルコールなら多少メリットがあるかもしれませんが、眠くなってしまうくらいの量は確実に睡眠の質を下げます。
産婦人科で働いていると当直というのは避けて通れないところがあり、どうやったらしっかり眠れるかは大切です。かつての同僚にはマイ枕やマイマットレスを当直に持っていく人もいました。
枕については書くことがたくさんあるので今回は割愛します。マイマットレスに関しては、東京西川が「エアーストレッチマットポータブル」というのを出しており、アスリート向けとして宣伝をしていますが、これがなかなか侮れません。
もともと昭和西川の「ムアツ布団」を愛用していた時期があり「点で支える」寝心地が好みではあったし、信頼できる知り合いの情報でもあったので「エアーストレッチマットポータブル」、つい購入してしまった過去があります。
購入後の評価としては、価格を除けばとても良い買い物だと思っています。使って見ると「ムアツ布団」に近い寝心地でかなり熟睡できます。現在は当直用ではなく、子供が寝てしまった時やちょっと横になりたい時などの臨時のマットレスとして使っています。(もちろん家族には価格のことは内緒にしてます。)
ただ、何度も言いますが、高いです。せめて2万円以下なら強くお勧めできるのですが、シングルサイズで3万円ですからね。
持ち歩かない人ならムアツ布団の方がまだお勧めできます。
昭和西川だとセット販売が多いので、この稿では西川産業のものをあげておきます。
で、次なるお勧めは、アイマスク関連。
最近買って非常に気に入っているのが「立体型アイマスク」です。
当直では部屋を暗くしてしまうと、電話で起こされた時の対応が迅速にできませんので、原則として明かりを点けたまま寝ることにしているのですが、アイマスクだと外せばすぐに明るいわけですからとても便利です。それに加えて、電気を消したのと同じレベルの安静が期待できます。
普通のアイマスクでも十分に便利なのですが、この立体型のアイマスクだとほとんど目の負担がなく違和感なく眠れます。夜間の授乳で眠れない褥婦さんなどでも有効に使えるのではないかと思います。 まつエクをしている方にも向いているとのことです。
この立体型アイマスク、ネット調べるといろいろ売られていて、どれが良くてどれが悪いのかすぐにはわかりません。
ほぼすべて中国製ですが、良いものかどうかの判断は簡単ではありません。
私が選んだPLEMOはamazonでそれなりの評価がされていたので選んでみたのですが、幸いにして当たりでした。価格はしょっちゅう安売りされていて、だいたい700円くらいでしょうか。
この700円という値段、アイマスクだけなら百均でも売っていますし、最近は「立体型」も百均で売っていますのでお安く試すことはできます。とりあえず百均で買ってみて、良いようなら数百円のものに手を出してみてはいかがでしょうか。
アイマスクに似ていますが、もう一つのお勧めは「あずきのチカラ」です。
ホットアイマスクというジャンルのものですが、電子レンジで温めるだけで使え、250回という長期間使えますし、温めずにそのまま目の上に乗せるだけでも重量でかなり心地よくなります。眠るときにこれを載せていると、知らぬ間に寝てしまう事もあります。
医学的には、目をもんだりすると副交感神経が刺激されて落ち着くのですが、その原理だと思います。
似たような製品は結構あり、蒸気の使い捨てのやつとかも試してみたのですが、私のお勧めは「あずきのチカラ」です。
まあ、15000円だす余裕があれば、パナソニックの「目もとエステ」なんでしょうけど、さすがに私もこれは買う気になっていません。絶対に気持ちいいんでしょうけどねぇ。 買う寸前までいったこともあったのですが、あずきでいいじゃん、と考えてそのときは踏みとどまりました。
というわけで、私の一押しは、立体アイマスクとあずきのチカラでした。
ちょっと無駄遣いをして楽しい春眠を。
2018年4月14日