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マキネッタでコーヒーを その1

よしかた産婦人科の井畑です。

コーヒー好きにも色々あって、豆にこだわる派、挽き方にこだわる派、淹れ方にこだわる派、そして飲むだけ派などが挙げられるでしょうか。

豆派の人は、ストレートかブレンドか、あたりからはじまり、ローストにこだわり、挽き方にこだわります。コーヒーの生豆を購入して、自分の究極のブレンドを自宅で焙煎し挽きたてを飲むような方もいらっしゃるようです。
この世界もなかなか面白そうで、こちらにピピッと来た人は「手網焙煎」とか「フライパン焙煎」とかでググると新しい世界に巡り会えるかもしれません。
来春パナソニックから発売される家庭用焙煎機(10万円!)などはこのあたりの層を見込んでいるのでしょう。どれくらい売れるのか楽しみではあります。ちなみにベートーベンは、かならず60粒のコーヒー豆を数えてから挽いて飲んでいたそうで、こだわりポイントは本当に人それぞれです。

私は「豆は美味しいお店で少量ずつ買ってくる」派なので、どちらかといえば淹れ方にややこだわりがあるように思います。
淹れ方の主流は「ペーパーフィルターでのハンドドリップ」でしょう。淹れた後の手間がかからず、コンビニでも手に入り誰でも美味しいコーヒーを飲めます。実はペーパーフィルター式にも種類があり、普通に売っている台形(に近い)型のもの以外にも円錐型のものがあります。コーノ式とか色々あるのですが、試して見たい方はHARIOのV60あたりをお勧めします。

HARIO (ハリオ) V60 01 透過 コーヒードリッパー クリア コーヒードリップ 1~2杯用 VD-01T

HARIO (ハリオ) V60 01 透過 コーヒードリッパー クリア コーヒードリップ 1~2杯用 VD-01T

ペーパーを否定する方もいて、ネルドリップでないとダメ、とか金属フィルターこそ至高、とかもう大変です。
ネルドリップは結構多数派で、ネルドリップを売りにしている名店と呼ばれる喫茶店もよく見ますが、自宅で飲む場合は少々使い勝手が悪いように思われます。UCCの「上島珈琲店」はネルドリップを売りにしていて横浜にもたくさんありますので気安くネルドリップを楽しむことができるでしょう。また、コーヒー好きなら多分知っている京都の「イノダコーヒ」もネルドリップでした。横浜では高島屋にお店が入ってますが、日頃はブラックで飲む私も、イノダコーヒに行った時にはかならずアリアリ(砂糖ミルク入り)でいただくようにしています。どのお店もたどり着いた結論がネルドリップなのでしょうから、説得力がありますね。

金属フィルターは嫌う人もいるようですが、私はかなり気に入っています。

コーヒーを淹れると表面にうっすら油膜がみえるのですが、これが「コーヒーオイル」です。コーヒーの油脂分ということですが、ここにコーヒーの香りや甘みが凝縮されています。もちろん雑味などもここに凝縮ですから、「コーヒーオイルが多い方が美味しい」と短絡してはいけません。あくまで「好みの問題」です。日本では軟水だから云々、とか言う人もいますが後付けの理屈のように思います。あくまで「好みの問題」です。
オイル分はペーパーフィルターでは吸着してしまいかなり失われてしまいますが、金属フィルターだとペーパーの数倍~数十倍残ります。要はこの味が好きかどうかですので、一度試してみていただくのがよいでしょう。私は価格の安いHARIOのものを使っていますが、ゴールドであったりステンレスであったり選択肢は豊富です。

HARIO (ハリオ) ドリッパー カフェオール コーヒー ドリップ 1~4杯用 ブラック CFOD-02B

HARIO (ハリオ) ドリッパー カフェオール コーヒー ドリップ 1~4杯用 ブラック CFOD-02B

比較的高い年齢層の人は「サイフォン」が相当お好きなようで、いわゆる「純喫茶」ではサイフォンのガラスの筒が並んでいるところが多いように思います。それなりに年寄りの私にとっての喫茶店の思い出もほぼサイフォンで、下総中山にあったあの喫茶店も、武蔵新城に今でもあるさだまさしそっくりな店主がいたあの喫茶店も、イノダコーヒにいくきっかけになった仙台の大学喫茶部も、みんなサイフォンでした。トプトプッとお湯が上っていき、木べらで少し撹拌してアルコールランプを遠ざけて出来上がる過程は、当時の私にとって見飽きることのないものでした。しかし個人で使うにはあまりにも勝手が悪く、今のところサイフォンに踏み切る勇気はありません。

今回買ってしまった「マキネッタ」、これは「直火式エスプレッソメーカー」のことで、本当かどうかわかりませんがイタリアでは一家に一台あるとのふれこみです。エスプレッソといえば、私などはバブル全盛の頃「イタメシ(イタリア料理)」のリストランテ(高級レストラン)が乱立して、パスタはディチェコ、デザートはティラミスとエスプレッソ、みたいな、いけすかない形で出会ったのであまり良い印象が無かったのですが、スターバックスが一般的になったくらいから普通に美味しいコーヒーとして再認識するようになりました。
美味しいエスプレッソが飲める店には大きな「エスプレッソマシーン」があり、コーヒーをギュギュッと詰めてスイッチオンでジュワーッと蒸気が出てできあがりという感じなのですが、これが一般の家だと「マキネッタ」をコンロにかけて作ることになるようです。

マキネッタの使い方などが詳しいHPをご紹介しておきます。エスプレッソの専門店で、ためになる情報がわかりやすく書かれています。
オンラインショップもあって、比較するとamazonの方が若干安いものもあるのですが、ずっと使っていくならこのお店で買った方がよいと思います。

http://caffettiera-espresso.com/b_what_espresso.htm

(続く)

2017年3月2日

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